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ペギー葉山 55周年コンサート

記憶に残る節目の年に

 歌手のペギー葉山=写真=が、デビュー55周年を迎え、10月26日午後6時30分から、東京の青山劇場で記念コンサートを開く。

 1952年にキングレコードと専属契約を結び、「ドミノ」「火の接吻(せっぷん)」でデビュー。「以来、同じレコード会社、同じ事務所に所属して、55年間、やってこられた。恵まれていると思う」と語る。

 55年には単身、渡米、「ブロードウェーのミュージカルに感動し、『歌って踊る――私の進むべき道はこれだ!』と感じた」。しかし、皮肉なことに、4年後、彼女の名を高めたのは、歌謡曲の「南国土佐を後にして」だった。

 「当時は、周りから『葉山よ、どこへ行く』とまで言われたが、今は、あの歌の存在を計り知れないほど大きく感じています」

 今年は2月に、長男と1週間、ハワイで過ごし、「夫(俳優の根上淳)を失った悲しみを、青い海に流してきました」。4月には2枚組みの全曲集を出し、7月には13年ぶりのシングル曲「神様がくれた愛のみち」を発表した。作詞は、8月に亡くなった阿久悠。その悲報は、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」名古屋公演中の楽屋で聞いたという。

 「阿久さんが最後の力を振り絞って作ってくれた『神様――』は、私の宝物であり、財産です」。このほか、6月に日本歌手協会の会長に就任するなど、まさに記憶に残る節目の年になっている。

 「私のファンはかつてダンスホールに通った世代だし、私自身の振り出しも楽団の専属歌手。青山劇場でのコンサートには、そうした趣向も取り入れたい」

 10月7日には奈良・薬師寺の境内でも公演する。(電)03・3571・7923。

2007年9月13日  読売新聞)
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