野田秀樹作「パイパー」 宮沢りえ、松たか子初共演
野田秀樹作・演出・出演の舞台「パイパー」が、来月28日まで東京・渋谷のシアターコクーンで上演中だ。宮沢りえと、松たか子が、映像作品を含め、初めて共演。二人が演じる姉妹の父に橋爪功がふんしている。
パイパーと呼ばれる謎の存在と共に火星に移り住んだ人類。しかし、1000年後の星は荒れ果て、フォボス(宮沢)、ダイモス(松)の姉妹は危険にさらされながら暮らしていた。
近年、ロンドンで英語による芝居作りを続けてきた野田が、久々に日本語の言葉遊びや詩的なせりふを多用した作品。宮沢と一緒に美しい長ぜりふを語る松は、「芝居だけど、コンサートでセッションをするような不思議な感じ。言葉が全部面白いので、どう言おうというより、そのままを伝えられればいいのかな」と話す。
野田作品に度々出演してきた橋爪は、「英国でやって来た芝居作りに確信を持てたのではないか。最初は、『何をやっているんだろう』と思うが、それが全部つながって来る」と語る。
宮沢、松の共演については、「タイプは違うが相殺されない。1たす1が3にも5にもなる」と評する橋爪。松も「りえさんはパワーがすごくて、演技を見ているだけで面白い。一緒に芝居をする喜びもあるが、すごく真剣に遊んでいる感じもある。最良の遊び相手」と全幅の信頼を寄せている。共演は大倉孝二、北村有起哉ら。(電)03・3477・9111。
(2009年1月7日 読売新聞)
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