もの言わぬ時代に叫ぶ「僕たちの好きだった革命」再演学生運動をテーマにした「僕たちの好きだった革命」(脚本・演出=鴻上尚史)が、19日から31日まで東京・池袋の東京芸術劇場・中ホールで再演される。ヒロイン役の片瀬那奈(27)=写真左=は「今は何でも発言できる自由な時代だが、逆に一人一人がものを言わなくなっている。その意味では、当時の空気にあこがれも感じる」と話している。 学生運動の全盛期に機動隊のガス弾を受けて意識不明となった高校生の山崎(中村雅俊=同右)が、30年ぶりに意識を回復して復学。様変わりした生徒たちに戸惑いながらも、次第に未来(片瀬)らを仲間に引き入れ、やがて文化祭開催を巡って学校側と闘う。 山崎の存在は当初、異分子として周囲から疎まれるが、片瀬は「断然、そういう人物に興味があるので、友達になってみたい」ときっぱり。一昨年の初演時には、日本で学生運動があったことも知らなかったというが、「現状を変えたいとの〈叫び〉はいつの時代も変わらないはず。家族で見に来てもらい、世代を超えて話し合ってほしい」と訴えている。 (2009年5月13日 読売新聞)
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