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歌舞伎検定お目見え 松竹が来春

 「映画検定」「ロック検定」などの“趣味検定”が盛んになる中、松竹は来年春から「歌舞伎検定」をスタートさせる。4月からは同社のインターネット・サイト「歌舞伎美人(びと)」で想定問題の掲載も始まった。

 検定は、歌舞伎の歴史や名優、代表的な演目、大道具・小道具、音楽などの知識を試すもので、年1回実施(有料)。4択のマークシート方式で、80問の出題を予定している。想定問題は毎月、ネット(http://www.kabuki-bito.jp/)で新しいものが公開されるほか、秋には公式テキストと問題集が発売される。

 初年度は、まず4級の試験を行い、翌年度以降、3級、2級、1級、特級の試験を順次実施していく。特級の試験では、会場で歌舞伎役者の実演を見せた上で、演技の型などについて出題することも検討しているという。

 検定を始める狙いについて、「歌舞伎美人」の小山龍介編集長は「コクーン歌舞伎などで若い人に見てもらう機会が増えたが、『歌舞伎をもっと知りたい』という方のための良いガイドが少ない。次のステップを設けることでファンのすそ野を広げたい」と話す。

 また、知識を深めることで舞台をより楽しく見てもらい、大量退職時代を迎えた「団塊の世代」に、和のたしなみの一つとして歌舞伎に親しんでもらう狙いもある。

 松竹では、演目について観客に音声で解説するイヤホンガイドなど、初心者でも楽しめる工夫を実施しているが、こうした解説がどの程度理解されているか、という調査は行ってこなかった。検定の正答率を分析することで、イヤホンガイドの解説方法やプログラムの書き方などを見直す資料にもしていく考えだ。

 伝統芸の分野では、落語協会が監修するヤフーのインターネット検定「落語『通』検定」(http://cert.yahoo.co.jp/beginner/rakugo.html)が、昨年11月から始まっている。ネット上で申し込み、有料だが即座に受験できる便利さや、1級に合格すると寄席の入場料が割引になるサービスが受け、すでに約1500人が受験している。

 通も、興味を持ち始めたばかりのビギナーも、自分の実力を試してみては?

想定問題

Q私、助六 実は何者でしょう

【1】「助六」の主人公、花川戸助六は実は歴史上のヒーロー。その人物とは?

  〈1〉木曽義仲 〈2〉源義経 〈3〉曽我五郎 〈4〉後藤又兵衛

【2】「仮名手本忠臣蔵」の登場人物は史実の赤穂浪士とは役名を変えてある。浅野内匠頭の役名は?

  〈1〉塩冶判官 〈2〉富樫左衛門 〈3〉桃井若狭之介 〈4〉斎藤実盛

【3】「勧進帳」の幕切れで弁慶が花道を引っ込む時にするしぐさは?

  〈1〉元禄見得 〈2〉延年の舞 〈3〉にらみ 〈4〉飛び六方

想定問題の答え 【1】〈3〉 【2】〈1〉 【3】〈4〉

2007年5月23日  読売新聞)
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