今夏も参上 ルパン三世22日、日テレ系でオリジナルアニメアニメ「ルパン三世」のテレビスペシャル17作目「天使の策略(タクティクス)〜夢のカケラは殺しの香り〜」が、22日午後9時3分から日本テレビ系で放送される。今回起用された宮繁之監督は、長編を初めて手がける28歳。ベテランの声優陣やスタッフが培ってきた伝統を生かしつつ、新しい感覚が盛り込まれた意欲作になった。(福田淳) お宝は“UFOの破片” 美女たちと争奪戦毎年恒例のオリジナルアニメ。今回、ルパンは、墜落したUFOの破片だという「オリジナルメタル」を盗もうとする。ポイズン・ソフィら女4人組の幹部からなるテロ組織も、それを狙っていた。銭形警部と女性捜査官のエミリーも加わって、激しい争奪戦が繰り広げられる。 子供のころから「ルパン三世」を見て育ったという宮監督は、「恐れ多いと同時に、すごくうれしかった。緊張とプレッシャーはあったが、今の自分がやれることを全部やろうと思った」と話す。 新しく女性5人を登場させ、ルパン一味と銭形警部、それぞれに相対させたのが見どころ。「主要メンバーの女性への接し方が、全員違うんです。彼らの性格が浮き彫りになって、魅力を再確認してもらえるのでは」 作画面でも従来のデザインを尊重しつつ、影やハイライトを多く入れるなど、現代風のアニメ映像を意識した。海や陸で展開される「追い駆けっこ」などアクションにもこだわり、動画枚数は4万枚を超えた。 「子供でも動きだけで楽しめ、大人は行間を読めるようなドラマを目指した。小難しい理屈は抜きに、今年も夏にルパンを見たな、という満足感を味わってもらえれば」と宮監督は話している。 ◇
声優陣 ☆ 気合十分1995年に亡くなった山田康雄からルパン役を引き継いだ栗田貫一は、声の収録の1週間ほど前から山田の演じたルパンを見続け、イメージを作っていくという。「まだまだ20点ぐらい。100点は一生ない。画面の中で次元大介と話せて、峰不二子と愛し合える。それ自体がものすごく幸せ」と語る。 峰不二子役の増山江威子は、「栗田さんは最初は物まねだと言ってらしたけど、本当に勉強熱心。もうルパンは栗田さんのものです」と太鼓判を押す。自らは、週1回のボイストレーニングを欠かさない。「そうしないと音程が下がっちゃう。不二子の声をキープするのは私の務めですから」という。 次元大介役の小林清志が「次元は自分にとって肉親、分身のようなもの。年に1度でもすぐにできます」と言えば、銭形警部役の納谷悟朗も「みんな顔を合わせれば、あっという間に昔の感覚に戻れる」と口をそろえる。 石川五ェ門役の井上真樹夫は、「山田さんはルパンを『おれの代表作だ』とことあるごとに言っていた。自分もその気持ちが分かるようになった。体が健康な限りは、やっていきたいですね」と話している。 (2005年7月8日 読売新聞)
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