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日テレ版「戦国自衛隊」 大仕掛け

31日、来月7日 2部構成

 1979年、2005年と2度にわたって映画化された「戦国自衛隊」が、新たに日本テレビ系のドラマ「戦国自衛隊・関ヶ原の戦い」として登場する。31日、2月7日のそれぞれ午後9時から放送の2部構成。京都府長岡京市で昨年12月に行われたロケ現場を訪ねた。(市原尚士)

「関ヶ原」舞台 人間ドラマ強調/本物200人協力 ヘリ、戦車も

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「本当に戦国時代にタイムスリップしたら、逃げているだけかもしれない」と話す反町隆史。「楽しみながら役を演じている」という
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戦国時代の雰囲気を再現した京都府長岡京市のロケ現場
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静岡県御殿場市などで行われたロケ現場。戦車や装甲車、ヘリコプターも登場した

 京都市中心部から車で約1時間。大阪、京都の府境に位置する長岡京市の山間部で、この日行われたのは、反町隆史演じる主人公の伊庭明義2等陸尉が徳川家康(津川雅彦)の重臣・本多正信(長門裕之)に家康への目通りを願うシーン。

 高さ数十メートルはあろうか。左右をぐるりとガケで囲まれた小さい盆地状の場所だから、反町や長門の発する声が周囲に大きく反響して聞こえ、迫力は十分だ。

 甲冑(かっちゅう)などを身につけたよろい姿の兵士、立派な毛並みの馬などがそろって並ぶ姿を見ていると、文字通り過去へタイムスリップしたように感じる。

 そんな中、「よーいっ、ハイ」と大きな声を上げていたのが第1部の監督を務める猪崎宣昭(いざきのぶあき)だ。

 実は日本テレビの制作陣は、今回、ドラマを制作する上で大きな仕掛けを施していた。猪崎監督がこう説明する。「原作小説や映画作品では、『川中島の戦い』(1553〜64年)をタイムスリップの舞台にしていますが、このドラマは設定を『関ヶ原の戦い』(1600年)に変え、人間ドラマの部分をより強調して描いているんです」

 勝敗のつかなかった「川中島」と比べて、天下分け目と称される「関ヶ原」の方がドラマチックな描写が可能、というわけだ。

 また、自衛隊の描写でも「歴史を変えてはならない」という立場の伊庭と、約400年前の世界で天下を取ろうとする嶋村拓也小隊長(渡部篤郎)との対立も盛り込んだ。前田伸一郎プロデューサーは、「映画の2作品の焼き直しではなく、このドラマはまったく新しい完全オリジナルストーリーです」と語る。

 制作陣のそんな熱い意気込みを受け止めるもう一つのロケ先が、静岡県御殿場市など3市町にまたがる陸上自衛隊東富士演習場だった。

 京都と同じく、こちらも昨年12月に大規模なロケが行われた。陸自では隊員のべ200人がテレビスタッフの撮影に協力。時折、雪も舞った撮影現場では、ヘリコプターをはじめ、戦車、ジープ型の車、装甲車なども登場した。

 反町は、「こんなにすごいスケールで撮影しているんだと、すごく刺激になった。撮影が進むにつれて俳優のみんなが“本物の自衛隊員”のようになってきたのには驚いた」とやや興奮気味で話す。

 一方、自衛隊員を演じるにあたって、研究に余念のなかったのは渡部だ。自衛隊関連の文献・資料にも一通り目を通した。「銃を持ちながらの歩き方とか、いろいろと(本職の隊員に)教えてもらったけど、そういうことは苦労でもなんでもない」と語っていた。

2006年1月20日  読売新聞)
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