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「藤枝梅安」13年ぶり復活 3代目に岸谷五朗

池波ドラマ「江戸の味覚」も見所 4日・フジ系

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髪を丸刈りにして、気合十分で藤枝梅安役に挑む岸谷五朗

 4日午後9時からフジテレビ系で放送される時代劇「仕掛人 藤枝梅安」は、「鬼平犯科帳」「剣客商売」などで知られる池波正太郎原作の人気シリーズ。岸谷五朗の主演で、13年ぶりに特別ドラマとして復活する。(井上晋治)

 江戸の鍼(はり)医者・藤枝梅安が、市井の人々の依頼を受けて、極悪非道の悪人たちを得意の仕掛けで闇に葬るストーリー。近年は劇画コミック本も発行されるなど、世代を超えて人気を保ち続けている。

 1982年から翌年にかけて、小林桂樹主演で同局で初ドラマ化。90〜93年の第2シリーズでは渡辺謙が梅安を演じており、岸谷が3代目になる。保原賢一郎プロデューサーは、「藤枝梅安は池波作品の中でもハードボイルドな大人向けの内容。芝居の力量や年齢的にも、熟した岸谷しかいないと思い、3年越しでお願いしていた」と語る。

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池波正太郎作品おなじみの江戸時代の料理も丁寧に描写される(左から梅安役の岸谷、小日向文世、原田龍二)

 撮影は今年2月、松竹京都映画撮影所で行われた。監督は、岸谷と何度もコンビを組んだ林徹。小道具など細かいことにも気を配る林演出のもと、赤い着物と黒い羽織に雪駄(せった)履き姿の岸谷は、眼光鋭く、きびきびとした演技を見せていた。

 岸谷は、「求められるものはリアリズム。息の白さ、冷たい鍼の感覚などがきちんと撮られている。原作にもあるように、梅安は『善悪は紙一重』という気持ち。自責の念を込めながら自然に演じる事を心がけた」と話している。

 同じ池波原作の「剣客商売」の秋山小兵衛役でおなじみの藤田まことが、仕掛けを依頼する闇の元締役。梅安の相棒的役割の楊枝(ようじ)屋を演じる小日向文世ら共演者は演技派ぞろい。梅安が唯一心を許す女・おもん役で高岡早紀が出演する。

 「江戸の味覚」も池波原作ドラマの見所の一つ。東京・銀座の「てんぷら 近藤」の店主で、生前の池波と交流があった近藤文夫さんが料理監修を務め、湯豆腐やふろふき大根など、手のかからない江戸の男の料理を再現している。

<あらすじ> 梅安(岸谷五朗)は覆面姿の浪人・小杉(原田龍二)に襲われるが、人違いと知った小杉は走り去る。その後、闇の元締・半右衛門(藤田まこと)が梅安を訪ね、旗本の安部長門守(石橋蓮司)と嫡男・主税之助(浜田学)への仕掛けを依頼するが、梅安はそれが小杉が命を狙っていた相手と知り、様子を探り始める。

2006年11月1日  読売新聞)
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