BSデジタル新たに2局BSデジタル放送に12月1日から、「BS11」(11Ch)と「TwellV(トゥエルビ)」(12Ch)の2チャンネルが加わり、現行の「スター・チャンネルBS」(10Ch)もハイビジョン放送「スター・チャンネル ハイビジョン」(同)に移行する。各チャンネルの特色を探った。(川辺隆司) 新チャンネルは、NHKアナログハイビジョンが今月30日で終了するのに伴い、周波数帯域の“跡地”を利用する形でスタートする。 BS11 大人向け生放送中心「BS11」は、ビックカメラや毎日新聞社などが出資する「日本BS放送」が事業主体。「大人向けの24時間総合編成」をめざした無料放送で、団塊の世代を主なターゲットに生放送をメーンにした番組を組む。 目玉となるのは、平日午後6時30分からの3時間、曜日ごとに異なる司会とゲストを迎えた「生トーク」。司会には、なぎら健壱や阿川佐和子、西川のりおらを予定している。午後10時からは1時間のニュース番組「INsideOUT(インサイドアウト)」で、既存のニュース番組とは異なる切り口からニュースを扱う。どちらも生放送。 日本BS放送の斎藤行成・執行役員(編成担当)は「テレビの本来の姿に戻そうと、『生』にこだわった番組をめざす。ラジオのパーソナリティーがトークをするような臨場感を持たせたい」と強調。ドイツの国際放送「ドイチェ・ヴェレ」のニュース番組を翻訳した番組も放送する。 トゥエルビ 世界の番組セレクト「トゥエルビ」は、アニメやドキュメンタリー、宝塚歌劇、ドラマなどを無料放送する。事業主体は三井物産が100%出資する「ワールド・ハイビジョン・チャンネル」。金高淳平・編成部長は「世界中から良質な番組を集め、ファッションの世界でいうセレクトショップをめざす」と話す。 すでにCS専門チャンネルで人気を得ている番組も多いが、金高部長は「有料放送との契約を躊躇(ちゅうちょ)している視聴者に喜ばれるはず」と自信を見せる。 有料放送の「スター・チャンネル ハイビジョン」は、24時間ハイビジョン化するのに合わせ、「ピュアハイビジョン」と呼ばれる横と縦の比率が16対9の作品をすべて使用。過去の名作映画も、ハリウッドなどでハイビジョン処理された作品を放映するという。 NHKによると、BSデジタルに対応した機器の普及台数は累計2674万台(8月末現在)で、地上デジタルの普及台数(2428万台)を上回っている。 2011年までに、BSアナログの3チャンネル(NHK衛星第1、同衛星第2、WOWOW)が終了し、すべてデジタルに移行するため、今後、BSデジタルが使える周波数帯は14チャンネル分以上の空きが見込まれる。しかも、新たな伝送方式を採用すれば、その2〜3倍のチャンネル数に拡大できるという。総務省では09年7月にも、新チャンネルに参入する事業者を決める予定だ。 (2007年9月13日 読売新聞)
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