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大人向け「ウルトラセブンX」 大きく「変身」全12話

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現代風にデザインがアレンジされたウルトラセブンX。オリジナルより筋肉質なフォルム(C)2007円谷プロ/ULTRASEVEN X PROJECT

体形は筋肉質で現代風 あすからTBS

 誕生から40年を迎えた「ウルトラセブン」の新作「ウルトラセブンX」が5日深夜2時25分から、TBSで放送される。名作と呼ばれるオリジナル版の“魂”を継承しつつ、設定を大きく変更し、「大人向け」を強く意識した意欲作だ。(川辺隆司)

 「ウルトラセブン」は、1967年10月〜68年9月まで、全49話が放送された。人間を狂わせる物質をたばこに仕込み、信頼する人間同士を争わせようとするメトロン星人の謀略を描いた第8話「狙われた街」など、ストーリー性の高い物語が多く、「ウルトラマンシリーズ最高傑作」との呼び声が高い。

 94年には「平成ウルトラセブン」と呼ばれる特別番組が放送されたほか、DVDシリーズも発売されるなど、40年前の作品とは思えない人気が続いている。「X」では、SF的世界観やドラマ性など、進取の気概にあふれた当時のスタッフの志を受け継ぎ、より高いレベルを目指した。

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オリジナルのウルトラセブン(右)と、ウルトラセブンX(左)

 第1話では、高層ビルが立ち並ぶ夜の都会を舞台に、派手なアクションシーンが続く。「『24(トゥエンティーフォー)』など、アメリカのかっこいいドラマに負けない作品を目指した」と、円谷プロダクションの八木毅監督。CGを取り入れた美しい映像と、スピーディーなストーリー展開を意識したという。

 主人公は、コードネームで「ジン」と呼ばれる記憶を失った青年(与座重理久(よざえりく))。謎の女・エレア(加賀美早紀)から、変身する時に使う「ウルトラアイ」を渡される。

 舞台となる近未来風の世界は、政府が伝える情報に市民が支配される管理社会。そこに、人間や物体に擬態するエイリアンが多数侵入している、という設定だ。この世界の成り立ちや、「ウルトラセブンX」とは何者なのかという謎が、全12話を貫くテーマとなる。

 大人を意識したウルトラマンシリーズとしては、「ウルトラマンネクサス」(2004〜05年)があるが、「ストレートに大人向けを打ち出したのは、セブンXが初めて」(円谷プロダクション)という。

 セブンXが使う「アイスラッガー」や「エメリウム光線」などはオリジナルを踏襲したものだが、デザインは現代風にアレンジされた。腹筋が割れたたくましい体形に、鋭い目つきの小顔が乗った造形は、映画「帝都物語」の特殊メークなどを手がけた原口智生が担当した。

 主演する与座は26歳。「夏休みにおばあちゃんの家に行った時、ウルトラマンシリーズの再放送を見ていた」という世代だ。「新しい世界観なので、ちょっとワルっぽい、ダークなヒーローを演じた」と話している。

 系列局での放送は▽MBS 6日から、土曜深夜3時25分▽CBC 5日から、金曜深夜2時15分。

2007年10月4日  読売新聞)
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