個性引き出せたら面白いバラエティー番組で人気の放送作家 オークラ「どうしたら視聴者に笑ってもらえるか、いつも考えているんだけど、今も手探り状態かなぁー」 NHKの「サラリーマンNEO season2」やテレビ東京の「ゴッドタン」など多くの人気バラエティーの脚本や構成を担当。現在、33歳とまだ若いが、多い時には週に10本もの番組を掛け持ちする売れっ子の放送作家だ。 大学在学中から「オークラ劇場」という名前のプロのお笑い芸人として活躍していた。しかし、「自分のやりたいお笑いのスタイルや理想に体がついていかなくなった。要するに仲間と比べると才能がない」ことに気づき、1997年の夏から放送作家に転向した。 バナナマン、アンタッチャブル、おぎやはぎ――人気コンビと共にライブ公演に出演していた経験と人脈が、放送作家になってからもフルに生かされている。 「『あの時のあんな感じでやっていきましょうか』といった、あうんの呼吸でどんなネタをやるかがすぐに決められる。これがボクの一番の強みでしょうか」 ◎
人を笑わせるために一番重視しているのが、「舞台や映画などの好きな作品をたくさん見聞きする」ことだ。もちろん単純に見ているだけではない。 「『自分ならこうする』と考えて鑑賞し、気付いたことはすべてメモを取ってネタ作りに生かしている」 また、人との出会いも重要。「サラリーマンNEO」のクリスマススペシャル「幸せですか」を作った時がその典型例だという。 クリスマスイブの定食屋が舞台。寂しく一人で食事をするサラリーマン(生瀬勝久)に男(小松政夫)が同情して相席する。男が悲しい身の上を語り出すと、話は意外な方向へ転がりだす――というコント。 この作品は、「ネタを考えている段階から、小松さんに演じてもらうことを前提にしていた」。尊敬する俳優への信頼感が新たな作品を生み出す原動力となると確信している。 ◎
多くの番組をこなす中で経験則として分かってきたことが一つある。 「絶対に面白い芸人」という存在がある訳ではない。むしろ重要なのは、「どんな状況でも、その人がもともと持っている個性をそのまま引き出す」こと。それが面白さの源泉になるという法則だ。 この考えは、今後新たに作ってみたい番組の方向性の柱でもある。「一見地味かもしれないけど、歴史上の偉人に真っ正面から向きあいたいんです」 現在、放送されている歴史もの番組の多くは、例えばナポレオンがどうして偉いのかをすっ飛ばして、雑学的な知識に偏る傾向が強い。そこに不満を感じる。 「ナポレオンの個性をきちんと伝えれば、歴史にあまり関心のない人でも興味を持って見てもらえるとボクは思う。人間が興味を持つのは結局、人間しかないんですから」(市原尚士) (2007年11月5日 読売新聞)
|
|
| ▲この画面の上へ |
|
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |