経済情報バラエティーが人気親しみやすい「味付け」 社長インタビューに笑いも経済を切り口に、娯楽性も意識した情報バラエティー番組がジワジワ人気を広げている。企業トップにインタビューしたり、クイズ形式で親しみやすさを打ち出したりと、視聴者の求めに応じて“味付け”にも工夫がうかがえる。(川辺隆司) ■早朝でも高視聴率 日曜朝7時30分から放送しているTBS系の経済バラエティー番組「がっちりマンデー!!」。10月21日には、市場占有率のトップ奪回に挑むキリンビールの三宅占二社長をゲストに迎え、過去最高となる12・1%の平均視聴率を獲得した。この時間帯としては、かなりの好成績だ。 「元々我々はバラエティー番組のスタッフなんですよ」と、TBSの吉田裕二プロデューサー。「経済をやさしく教えてくれる番組を、自分が見てみたい」というのが企画の動機だったという。お笑いタレントの加藤浩次らが司会を務め、硬くなりがちなインタビューに笑いを盛り込む。 番組の前身である「儲(もう)かりマンデー!!」がスタートしたのは2004年4月。当初の視聴率は4%台だったが、最近では10%前後と好調だ。「企業にはそれぞれの社風があって面白い。ジャーナリスティックな視点とは一味違う番組作りが、徐々に支持されるようになったのでは」と、吉田プロデューサーは話す。 ■「硬派系」も健闘 やはり企業トップをスタジオに招くトーク番組、テレビ東京系の「カンブリア宮殿」(月曜午後10・00)も、当初は3%台前半だった視聴率が、最近では5%前後に成長した。 「ビジネスマンが参考にできるノウハウを伝える番組を」と昨年4月にスタート。インタビュアーは、経済に強い作家の村上龍とタレントの小池栄子。バラエティー的要素とドキュメンタリーを融合させ、内容も硬派寄りで、「視聴率優先ではなく、質を確保した番組作りをしたい」(福田一平プロデューサー)。 テレビ東京では、1988年から経済ニュースを中心にした「ワールドビジネスサテライト」(月〜金曜午後11・00)、2002年から経済ドキュメンタリー「ガイアの夜明け」(火曜午後10・00)を始めており、それぞれ「この2、3年、視聴率が伸びている」(テレビ東京)。 「がっちりマンデー!!」も「カンブリア宮殿」も、当初は男性ビジネスマンを主な視聴者と想定していたが、F2(35〜49歳の女性)、F3(50歳以上の女性)層にも支持を広げたことが、視聴率上昇の原動力になっているという。 ■クイズで楽しく 一方、日本テレビ系の「週刊オリラジ経済白書」(火曜午後9・00)はグッとくだけた内容で、司会のオリエンタルラジオとゲストによるトークを織り交ぜ、クイズを出題する形式。 人気企画「あのお店はなぜつぶれないのか」では、一見閑古鳥が鳴いている楽器店や文房具店の意外な収入源を紹介。激安のカラクリを解明したり、銀行員を装った詐欺などの手口を取り上げる企画もある。 平均視聴率は10%前後。ゴールデンタイムとしてはもう一つだが、「お金」をテーマに楽しく見せようとする意欲がうかがえる。 (2007年11月14日 読売新聞)
|
|
| ▲この画面の上へ |
|
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |