寺脇が「ミューズ」で司会「音楽家の本音 引き出す」毎回一組のミュージシャンを迎え、音楽とトークを楽しむ「ミューズの晩餐(ばんさん)」(土曜夜10・55)が今月からテレビ東京系で始まった。2004〜05年に放送されていた「ミューズの楽譜(スコア)」の後継番組。音楽番組で初の司会を務める寺脇康文に意気込みを聞いた。(川辺隆司) 番組の理念は「大人のための良質な音楽エンターテインメント」。時間に追われた慌ただしい構成ではなく、ゲストの人となりが伝わるようなトークが番組の売りだ。今月5日の放送では、ゲストの一青窈(ひととよう)が作詞の発音やリズムに関する独特のこだわりを披露、映画「山桜」の主題歌になった「栞(しおり)」をじっくり聴かせた。26日には、シンガー・ソングライターの因幡晃が出演する。 「人の話を聞くのは好きなので、司会の依頼が来たときはうれしかった」と、寺脇。「上辺の受け答えではなく、その人の本音の部分を引き出せたら」と意気込みを語る。「ふだん話をする機会がないミュージシャンと会えるのが楽しみ。役者とは違う感じ方、考え方に触れてみたい」と、毎回の収録を心待ちにしている。 一昨年12月まで、10年9か月にわたって情報番組「王様のブランチ」(TBS系)の司会を務めたが、音楽番組は初めて。家にいるときは「一日中、FMを流している」という音楽好きだが、「音楽的な知識はないんです」。しかし、「逆にそれが一般的な視聴者の視線と重なれば」と、前向きにとらえている。 先月まで放送していたドラマ「相棒」(テレビ朝日系)では、変わり者だが明敏な頭脳を持つ右京(水谷豊)のパートナー・薫役を務めた。2000年に単発ドラマとしてスタートしたこの作品はもう6シリーズ目。来月には映画も公開される。おっちょこちょいだが、実直で憎めない刑事役はハマリ役だ。俳優として脂ののった時期にさしかかっている。 「司会者になりたい訳ではないですが、俳優をするにも司会の仕事はプラスになるであろうと。自分の持っている新たな可能性が見つかるかも」 番組では、バイオリニスト・川井郁子がともに司会を務める。ゲストが選ぶ「とっておきの一曲」の演奏を、川井がゲストと一緒に演奏するのも番組の見どころだ。 寺脇は「生の演奏を間近に聴くと、鳥肌が立ちますね」と満足そう。川井も「思い出の一曲を通してアーティストの人生に触れ、音の共演で心に触れることは、幸せな時間。ワクワクします」と話している。 (2008年4月23日 読売新聞)
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