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長沢まさみさん(分身)

「2人分」楽しく演技

 色でたとえるなら、(だいだい)色のような人。はつらつと前を向き続ける、陽性の魅力にあふれている。

 今回は、一人二役に挑戦した。育ちが良い鞠子(まりこ)は堂々として、姿勢が良い。ロック好きな双葉は自分を知ってもらおうと、いつも前のめり。顔はそっくり、性格は反対の2人を演じ分けるため、所作を意識した。「2人分働くので、体力的にきつかった。切り替えの難しさはありましたが、楽しく演じられた」と話す。

 自分自身はどちらに近い?

 「男気というか、『俺に付いてこい』という潔さはある。でも乙女な所もあるんですよ。難しいですね」と笑った。

 映画「モテキ」の演技でブルーリボン賞助演女優賞を受けるなど、評価も高まっている。「賞は、これから頑張りなさいという戒めのようなもの」と喜びは控えめ。けれど、新たな意欲もわいてきた。

 「今後は、賞を意識しての演技もしてみたい。目標をたてて達成する方が、役者として成長すると思う。スポーツだって優勝を目指すでしょ」

 自分の可能性を見つめる姿がまぶしかった。

 (文・大木隆士 撮影・片岡航希)

  ミステリーは読みますか?

  ホラーサスペンスをよく読みます。学生時代は夜中2時まで読み続けて、怖い感じを楽しむという遊びをしていました。

  美脚の秘訣(ひけつ)は?

  親に感謝です。美脚だと褒められることが増えたので、維持できるよう、今年はもう少し運動をしたいです。

  はまっているスイーツは?(兵庫県・てんみんこまぱる)

  梅コンブです。洋菓子があまり得意じゃなくて。それにフルーツ、特にイチゴが大好きです。今回のドラマでは、レモンをよくかじる役。おいしかったです。

  1週間の休みをとれたら?(大阪府・みかん)

  フランスに旅行して、美術館めぐりとかしたい。子供の頃、画家になりたかったこともあるのですが、絵が下手でダメでした。

分身 WOWOWプライム 日曜後10・00(初回の12日は無料放送)

 原作は東野圭吾の同名小説。女子大生・鞠子(長沢まさみ)は、母親に愛された記憶があまりなく、出生に疑問を感じていた。そんな時、うり二つの顔を持つ双葉(長沢・二役)の存在を知る。

プロフィール
ながさわ・まさみ
 1987年6月3日、静岡県出身。映画「世界の中心で、愛をさけぶ」や、フジテレビ系ドラマ「ラスト・フレンズ」など出演多数。公開中の映画「日本列島 いきものたちの物語」では、ナビゲーターを務めた。
2012年2月13日  読売新聞)

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