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テント不足深刻、横流しや高額販売が横行…四川省の被災地

 【成都(中国四川省)=竹腰雅彦】中国の四川大地震により家を失った避難民約500万人の住居確保が最優先課題となっている被災地で、不足するテントの横流しや転売、高額での販売など不正行為が横行している。

 被災地では、いまだにシートを張っただけで路上生活を強いられる住民も目立つ。四川省都江堰(とこうえん)市郊外の路上で10日以上生活する40歳代の農民は「(テントが)まだ回ってこない」と語気を荒らげた。四川省ではなおも約300万張りのテントが不足している。中国政府はテントの増産を奨励するとともに、国際社会に緊急援助を求めている。

 しかし、地元の役人が被災者に回すはずのテントを親類に横流しするケースが伝えられたほか、地震発生後、赤十字の名義で救援用のテントなどを仕入れ、転売した成都の業者が摘発された。本来400元(約6000円)のテントを1000元(約1万5000円)の高値で売る者もいるという。当局は横流しを禁じており、23日の会見でも「徹底的に取り締まる」と宣言したばかりだが、効果は不透明だ。

2008年5月24日22時11分  読売新聞)
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