イスラエル、ガザ進軍続けるも停戦交渉に傾く【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ紛争で、イスラエル国軍は13日、ガザ市南郊から中心部に向けて進軍した。 ただ、オルメルト首相は戦線拡大よりエジプトでの停戦交渉を優先させる方針に傾いた模様で、イスラエル軍の対ハマス掃討作戦は和戦両様の様相を帯びてきた。 イスラエル放送は13日、「第2段階の完遂が必要」とする政府筋の発言を伝えた。空爆(第1段階)、地上戦(第2段階)に続く、市街戦強化を目指す「第3段階」への拡大は、当面、見送る意図と見られる。 ガザ市郊外の交戦ではハマス戦闘員に約30人の死者が出たとされるが、国軍は13日昼現在、市中心部制圧には至っていない。 一方、13日のイスラエル有力紙ハアレツによると、オルメルト首相は12日夜、リブニ外相、バラク国防相と会談し、作戦拡大よりエジプトでの停戦交渉を優先させる方針を決めた。戦時指導部を構成する3人は、作戦拡大に前向きな首相と、慎重な外相、国防相の間で不一致が生じていた。 エジプトの仲介交渉では、ハマスの武器密輸ルートであるガザ―エジプト境界の管理が最大の争点となっている。イスラエル政府代表は「国際部隊の監視」という主張を和らげ、「エジプト側境界に外国部隊配備は不要」との立場を表明。外国部隊の展開に難色を示すエジプトに配慮した。 (2009年1月13日23時34分 読売新聞)
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