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健康な小児への新型ワクチン接種始まる…大阪

 新型インフルエンザのワクチン接種で、基礎疾患患者や妊婦に続き、健康な小児(1歳〜小学3年)への接種が14日、全国で最も早く大阪府でスタートした。

 小児の重症化例が目立っていることを受け、12月だった当初予定を前倒しした。大阪府のほかにも10都府県が今月中の前倒し接種を実施予定。このうち、東京都は1歳〜就学前の小児、埼玉、和歌山、佐賀、長崎の4県は1歳〜小学3年を対象に、週明けの16日から接種を開始する。

 大阪市天王寺区の「上本町わたなべクリニック」では、午前9時の診察開始前の30分間を利用して接種した。幼稚園児の長女凛花ちゃん(4)を連れてきた母親の津村ひろみさん(31)=同区=は「幼稚園でも感染者が出ており、一日でも早く接種させたかった。希望者が多く、回ってこないと思っていたので、この時期に打てて、ほっとした」と安堵(あんど)の表情をみせた。

 同クリニックではこの日、12人に接種。仮予約だけで1000人の希望者がおり、16日にも50人を予定。渡辺章範院長は「優先順位を決めるのは難しいが、インフルエンザ患者の大半が子供なので、当面は小児対象の接種を進めていきたい」と話した。

 大阪府は今月2日、独自に前倒し実施を発表。最優先接種対象の医療従事者向けワクチン出荷が終わり、小児を含む一般向けワクチンの最初の出荷分が13日までに各医療機関に届くことから、「学校が休みの土曜日は子供たちも受けやすいはず」と14日の開始を決めた。ただ、国から府へのワクチンの配分は、各医療機関が希望する量の2〜3割にとどまり、この日の接種開始を見送ったところも多い。

2009年11月14日14時40分  読売新聞)
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