麻生下ろし、29日以降に本格化も麻生首相(自民党総裁)が自らの手で衆院解散に踏み切るとの考えを繰り返し強調する中、党内では「反麻生」の議員が29日以降、「麻生降ろし」を本格化させる構えで、麻生首相による衆院解散を阻止する動きを見せている。 衆院議員の任期は残り2か月余。その前の総裁交代は「今回がラストチャンス」だが、執行部や派閥の締め付けが強まることも予想される。 「8月に総裁選をやって新しい総裁を選び、国民に信を問うべきだ」 武部勤・元幹事長は27日、北海道稚内市での講演で、こう訴えた。「ポスト麻生」の総裁候補としては、小池百合子・元防衛相と舛添厚生労働相の名を挙げた。 26日の北海道函館市での講演で麻生首相の「名誉ある決断」をあからさまに求めた中川秀直・元幹事長は、その後、総裁選前倒しを目指して署名活動を行う山本拓衆院議員に電話し、「宣言したから、一緒にやろう」と語った。 山本氏は、首相に面と向かって退陣を求めた棚橋泰文・元科学技術相とも連携する考えだ。その棚橋氏は29日に平将明衆院議員らとともに、総裁選前倒しを求める両院議員総会開催を目指して、若手議員グループを発足させる。 党則上、所属国会議員と都道府県連代表の総数の過半数(216人)が要求すれば、総裁選を行うことが可能だ。山本氏は「もう逆戻りできない。中川氏、棚橋氏がぶち上げ、武部氏や当選1回の衆院議員らがフル回転すれば216人の署名は集まる」と豪語する。 ただ、「麻生降ろし」でまとまった動きを取るためには、若手は選挙基盤が弱過ぎるとの指摘もある。執行部が「公認外し」をちらつかせれば、「若手は簡単に崩れる」(幹部)との見方が出ている。 (2009年6月27日22時59分 読売新聞)
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