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アメリカ7美術館、福島での所蔵作品展示を拒否

 福島県立美術館(福島市)が、神奈川県の美術館など3館と共同で開催する「ベン・シャーン展」をめぐり、展示を予定していた作品約500点のうち、アメリカの美術館7館が所蔵する作品計69点が、福島県内では展示されないことがわかった。

 東京電力福島第一原発事故による放射性物質の影響などを理由に展示を拒否されたという。

 県立美術館によると、展示が見送られたのは、ニューヨーク近代美術館などが所蔵する写真などの作品。原発事故後、アメリカの美術館3館が、県内での展示を拒否。ほかの美術館は「直前まで様子を見たい」「条件が変われば展示も検討する」などの意向を示していたが、開催時期が迫っていたため、昨年8月、展示を断念した。

 県立美術館の荒木康子学芸員は「展示を断念した当時は、何が何でも福島は安全だと言える状況ではなかった。残念だが仕方ない」と話している。

 ベン・シャーン(1898―1969)は現在のリトアニアに生まれ、アメリカで活躍した画家で、絵画のほかに版画、写真など幅広い分野で作品を発表した。県立美術館は、アメリカの水爆実験で被曝(ひばく)した「第五福竜丸」をテーマにした代表作「ラッキードラゴン」などを所蔵している。ベン・シャーン展は、神奈川、愛知、岡山県の美術館と共同開催で、福島県立美術館では6月3日〜7月16日に開催される。

2012年1月26日12時17分  読売新聞)

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