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    原発事故、緊急作業員の被曝線量を不適切に算出

     東京電力福島第一原発の事故対応で緊急作業にあたった作業員約2万人の中に、内部被曝(ひばく)線量が低く見積もられるなど計算が不適切だったケースが見つかったとして、厚生労働省は5日、作業員479人について数値を修正させたと発表した。

     東電や作業を請け負ったプラントメーカーなど業者の一部が、同省が求めていたのとは違う計算ルールを使っていたのが原因だという。

     修正の対象となった479人のうち、431人は線量の推計が過少で、最大48・9ミリ・シーベルト低かった。29人は業者がデータを取り違えるなどし、残る19人は推計が過大だった。同省は聞き取りの結果、「故意に低く見積もったとは認定できなかった」としている。

     機器不足から作業員の内部被曝線量の測定は事故から3か月後など時間がたってから実施された。

     体内に取り込まれた放射性物質は、時間がたつと尿などと一緒に体外に排出されて少なくなるため、測定までの日数を加味して被曝線量が計算された。計算が不適切だったケースでは、測定までの日数が短すぎるなどしていたという。

    2013年07月06日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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