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    汚染水「海洋への拡散、強く疑われる」と規制委

     東京電力福島第一原子力発電所の港湾付近の井戸から放射性物質が検出されている問題で、原子力規制委員会は10日、「海への拡散が強く疑われる」との見解をまとめた。

     専門家らを交えた作業部会を設け、実態解明や対策の検討を急ぐ。

     問題の発端は、2号機に近い井戸で5月下旬、1リットルあたり50万ベクレルのトリチウム(法定許容限度は同6万ベクレル)が検出されたこと。付近の配管用トンネルに高濃度汚染水がたまっており、東電はこれが周辺土壌に染みこんだと推定している。

     だが、土壌に吸着されやすい放射性セシウムが、100メートル以上南の4号機付近の井戸でも検出されている。港湾内では、海水中のトリチウムの濃度が5~6月に上昇した。このため、規制委は、原子炉建屋などからも汚染水が流出し、地下水を通じて海に到達している可能性を指摘した。田中俊一委員長は「東電のデータだけに頼らず、(規制委で)技術的な検討を行う必要がある」と述べた。

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    2013年07月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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