文字サイズ

    除染完了時期、福島の7市町村で延期

     環境省は10日、東京電力福島第一原発周辺の自治体で行っている福島県内での除染について計画の見直しを発表した。

     国が直轄で行っている11市町村のうち、作業が大幅に遅れている7市町村で、来年3月末としていた完了時期を延期した。

     新たな期限は、年内をめどに明らかにする方針。

     7市町村は、南相馬市、川俣町、浪江町、富岡町、双葉町、飯舘村、葛尾村。いずれも宅地除染の実施率が7月末時点で0~3%にとどまっている。田村市では除染が終了。楢葉町、大熊町、川内村も予定通り今年度末の完了を目指す。同省は今後、双葉町を除く6市町村と、優先実施する地域や作業員の数などを協議、詳細な計画を作り直す。

     双葉町は、町内の大部分が帰還困難区域(年間被曝(ひばく)線量50ミリ・シーベルト超)で、もともと除染計画ができていないため、計画作りには時間がかかるという。帰還困難区域での除染の方針は、同省が年内に行うモデル事業の結果を踏まえて決める。

     遅れの原因は、汚染土などを保管する仮置き場の設置について、住民の理解が得られていないことが大きい。仮置き場から汚染土などを移す中間貯蔵施設建設の見通しが立たず、そのまま保管場所に固定されてしまうのではないかという住民の不安が根底にある。

    (ここまで529文字 / 残り181文字)
    2013年09月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    読売プレミアムに登録された方 記事の続きへ
    未登録の方新規登録へ
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP