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    落ち葉セシウム、地下水へ影響少ない…調査

     東京電力福島第一原子力発電所の事故により、森林の落ち葉などに付いた放射性セシウムは、ほとんどが土壌の浅い場所にとどまり、地下水などを通じて周辺に流出するおそれは低いとする調査結果を、日本原子力研究開発機構が29日、発表した。

     調査は2011年5月から、同原発の南西約65キロ・メートルにある茨城県北部の森林で実施。水を採取する装置をさまざまな深さに埋め、放射性セシウムの量を調べた。

     その結果、事故から数か月は雨によって洗われた落ち葉から放射性セシウムが土壌中に移動し、その後は落ち葉が分解しやすい夏季に、分解に伴って土壌中に移動したことが分かった。

     土の表面から深さ10センチ・メートルの場所まで浸透した放射性セシウムの量は、11年度で土壌中の0・2%、12年度で0・1%程度しかなく、地下水への影響が少ないことが確認できたという。

    2013年10月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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