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    東電、汚染水浄化装置「ALPS」増設を申請

     東京電力は13日、福島第一原子力発電所の汚染水から大半の放射性物質を取り除く装置「ALPS※(アルプス)」の1台増設を、原子力規制委員会に申請したと発表した。

     ALPSは、3系統の処理ラインをもつ1台が、一昨年導入された。昨年3月からの試運転では、腐食で処理槽に穴が開くなどのトラブルが続き、運転の停止と再開を繰り返してきたが、東電は配管内を樹脂でコーティングする腐食対策などを実施。今月12日に「対策の有効性が確認できた」として、3系統の同時稼働を再開した。

     本格稼働にめどがたったのを受け、増設を申請したもので、東電は「汚染水対策を一刻も早く進めたい。(規制委に)認めてもらい、今年の秋までの増設を目指したい」と話している。

     ALPSは、汚染水に含まれる63種類の放射性物質のうち、トリチウム(三重水素)以外の62種類を除去。汚染水が漏れて海などへ流出した場合の悪影響を減らせると期待されている。1台当たりの処理能力は、3系統あわせて1日に最大750トン。政府と東電は、敷地内のタンクにたまった約35万トンの汚染水を2014年度中に浄化する計画で、さらにALPSの増設や改良を目指している。

     ※ALPS(多核種除去設備)=Advanced Liquid Processing System

    2014年02月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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