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    バイパス地下水、21日から放出…地元から了承

     東京電力は福島第一原子力発電所の汚染水対策として、汚染される前にくみ上げた地下水を21日から「地下水バイパス」を使って海へ放出すると発表した。20日、政府と東電が福島県や地元自治体、漁業関係者に最終的な説明をし、了承を得た。1日300~400トンずつ増える汚染水を、最大80トン減らせるといい、東電は「慎重に作業を進めたい」と話している。

     地下水が原子炉建屋に流れ込む前に12本の井戸でくみ上げ、検査した上で海に流す。放出基準は国の基準より厳しく、トリチウムの場合、1リットルあたり1500ベクレルで国の40分の1。4月にくんだ560トンを東電や専門機関が調べたところ、放射性物質は基準未満で、放出のメドがついた。

     また、政府と東電は20日、福島県などへの説明で、放出後に東電が行う水質検査が適正かどうか、原子力規制庁が毎週チェックすることを明らかにした。

     地下水バイパス計画は昨春に始める予定だったが、タンクなどからの汚染水漏れが相次ぎ、地元の漁業関係者らが風評被害を心配して反発した。このため、政府と東電は放出基準を厳しくするなどした。

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    2014年05月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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