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    どんどん工事進めたい…「凍土壁」現場を初公開

     東京電力は8日、福島第一原子力発電所の汚染水対策として、6月に建設を始めた「凍土壁」の工事現場を報道陣に初めて公開した。

     凍土壁は1~4号機周囲の地盤を凍らせることで、地下水が原子炉建屋などに流入し、新たな汚染水になるのを防ぐ。敷地内の汚染水は約50万トンに達し、政府と東電は来年度早期の完成を目標に工事を進めている。

     この日は夕方から、4号機周辺で、約30人の作業員が地盤を凍らせる凍結管を地中に埋めるため、ボーリングマシンで深さ約30メートルの細い穴を掘る作業を行った。1~4号機の周囲約1・5キロ・メートルをぐるりと囲むには、計1550本の凍結管が必要だが、設置が終わったのはまだ約90本だという。夏を迎えて熱中症が心配されることから、作業員は保冷剤入りのベストを着用した。

     同種の工法を使って、汚染水のたまったトンネルを凍結させる作業は難航し、原子力規制委員会は、抜本的な見直しを指示している。この日、報道陣に現状を説明した小野明所長は「凍土壁の効果は、現場で行った実証試験で確認済み。どんどん工事を進めたい」と話した。

    2014年07月08日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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