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    汚染地下水の流出、年間2兆6000億ベクレル

     東京電力は25日、福島第一原子力発電所から港湾へ汚染された地下水が流出し続けており、ベータ線を出す放射性物質の流出量は年間2兆6000億ベクレルに上るとの推計を明らかにした。

     東電は、地下水の海洋流出を防ぐため、護岸に「海側遮水壁」を建設中だが、完成すると地下水が行き場を失って水位が上がるため、全780メートルのうち770メートルを造ったところで中断。残り10メートルの部分から地下水が海に流出し続けている。

     諸葛宗男・東京大非常勤講師(原子力安全規制)は「海水の濃度に大きな変動は見られず、影響は極めて小さい。だが汚染した地下水が漏れ続けるのは正常でなく、何らかの手だてを講じる必要がある」と話す。

     一方、汚染された雨水が排水路から外洋に流出した問題について、東電は昨年4月~今年2月にかけての流出量を、ベータ線を出す放射性物質が計2300億ベクレル、セシウム137が1500億ベクレルと推計した。規制委、東電とも、外洋への影響は少ないとみている。東電は4月から、汚染雨水を外洋でなく港湾内へ流す計画。

    2015年03月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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