文字サイズ

    帰還困難区域、モミの木伸びず…放射線影響か

     環境省と放射線医学総合研究所は28日、東京電力福島第一原子力発電所から15キロ以内の帰還困難区域の山林で、モミの木の幹が途中から伸びない形態変化が確認されたと発表した。

     チェルノブイリ原発事故でも周辺の針葉樹に同様の変化が出ており、同省などは原発事故の影響もあるとみて、因果関係を詳しく調べる。

     同省は2011年度以降、福島第一原発周辺で、野ウサギやヒノキなど計79種の動植物について放射線の影響を調査している。モミ以外の78種に異常は確認されなかった。

     モミは、福島県大熊町(原発から3・5キロ)と浪江町(同8・5キロ、同15キロ)の計3地点で、事故前から生えていた計441本を調査。いずれも居住や農業ができない帰還困難区域内で、幹が伸びない変化は、距離が近い順に98%、44%、27%の割合で見つかった。比較のため、放射線の影響がないとみられる茨城県内で調査した188本では、形態変化は6%にとどまった。

    (ここまで405文字 / 残り192文字)
    2015年08月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    読売プレミアムに登録された方 記事の続きへ
    未登録の方新規登録へ
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP