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    2号機の核燃料、7割以上溶融か…素粒子で観測

     東京電力福島第一原子力発電所2号機は、核燃料の70%以上が溶融した可能性があるとの分析結果を、名古屋大の森島邦博特任助教(素粒子物理学)が26日、大阪市内で開かれた日本物理学会で発表した。

     宇宙から降り注ぐ素粒子を使って、2号機の原子炉内に残る核燃料の量を初めて観測した。東電は今秋以降、ロボットを使って格納容器内の燃料の状況を調べる。

     同大などは、物質を通り抜けやすい素粒子の一種「ミュー粒子」が、核燃料は通り抜けにくい性質を利用。2号機の周辺に検出フィルムを置き、原子炉を通り抜けるミュー粒子の量などを昨年春から観測した。その結果、炉心には、粒子の進路を妨げる場所がほとんど見られなかった。

     東電は、これまでの解析で、2号機の核燃料の57%以上が溶融して炉心から落下したとみている。

    2015年09月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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