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    減圧装置部品溶け、注水冷却できず…原発事故

     東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質の大量放出が起きた2号機で、原子炉圧力容器の圧力を下げる装置の一部が核燃料の熱で溶けていた可能性があることが17日、東電の調査でわかった。

     装置の不具合で圧力が下がらず、注水して核燃料を冷やすことができなかった可能性がある。同様の装置は東電が再稼働を目指す柏崎刈羽原発(新潟県)などの福島第一原発と同じタイプの原発にも使われており、東電は部品の耐久性を高める対策に乗り出す。

     東電が記者会見で発表した。東電によると、問題の装置は「主蒸気逃がし安全弁」と呼ばれ、別のタンクから送り込んだ窒素ガスの圧力で開く構造になっていた。このガスを送り込む装置の隙間を埋めていた部品は170度程度に数時間耐えられるように作られていたが、これが核燃料の高熱で溶け、隙間からガスが漏れた結果、弁が開かなかった可能性があることがわかった。

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    2015年12月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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