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    調査ロボット、炉心直下の観察できず…回収断念

    • 前に進めなくなり回収を断念したサソリ形ロボット(16日、国際廃炉研究開発機構提供)
      前に進めなくなり回収を断念したサソリ形ロボット(16日、国際廃炉研究開発機構提供)
    • 福島第一原発2号機に投入された「サソリ形」ロボット
      福島第一原発2号機に投入された「サソリ形」ロボット

     東京電力は16日、福島第一原子力発電所2号機の原子炉格納容器に自走式の本格的な調査ロボットを投入したが、堆積物の影響で前に進めなくなり、炉心直下の観察はできなかった。

     ロボットの回収はあきらめ、遠隔操作用ケーブルを切断した。再調査の見通しは立っていない。

     ロボットは線量計付きで、長さ59センチ、幅9センチ。後部を持ち上げて周囲の状況を撮影できることから「サソリ形」と呼ばれる。炉心溶融(メルトダウン)で損傷した原子炉圧力容器の底部や、溶融燃料の観察が期待されていた。

     装置交換用のレール(幅約60センチ、長さ約7・2メートル)の上に降りたロボットは、炉心直下に向かって2~3メートル進んだが、堆積物が走行用のベルトに絡まって前進できなくなった。このため、着地点付近まで後退させてケーブルを切った。ロボットの回収断念は、想定の範囲内だという。

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    2017年02月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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