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    汚染土を防潮堤などに再利用、環境省が実証実験

    • 再利用の前に、土のうに入った汚染土の放射性物質濃度を計測する(17日午前11時11分、福島県南相馬市で)=冨田大介撮影
      再利用の前に、土のうに入った汚染土の放射性物質濃度を計測する(17日午前11時11分、福島県南相馬市で)=冨田大介撮影

     東京電力福島第一原発事故後の除染で生じた汚染土を防潮堤などに再利用することを目指し、環境省が4月から福島県南相馬市小高区で始めた実証実験が17日、報道各社に公開された。

     実証実験は汚染土を一時保管する「仮置き場」で4月24日に始まった。放射性物質濃度が1キロ・グラムあたり3000ベクレル以下の汚染土約2000トンを使って、高さ約5メートルの盛り土を造り、周囲の空間線量や雨などの影響を調べる。

     この日は、作業員が汚染土から草木や石などをふるいで取り除いたり、汚染土をベルトコンベヤーに載せて放射性物質濃度を測ったりする作業が公開された。

     福島県内の除染で生じる汚染土は最大2200万立方メートルに上ると推計され、中間貯蔵施設で最長30年間保管することになっている。環境省は貯蔵量を少しでも減らすため、防潮堤のほか、道路や鉄道の地盤などとして活用することを検討している。

    2017年05月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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