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    「痛惜の念」陛下の意向…90年の盧氏来日時

    • 宮中晩餐会で盧泰愚大統領(当時)と乾杯される天皇陛下(1990年5月24日、皇居・宮殿で)
      宮中晩餐会で盧泰愚大統領(当時)と乾杯される天皇陛下(1990年5月24日、皇居・宮殿で)

     天皇陛下が1990年、当時の盧泰愚ノテウ・韓国大統領を迎えた宮中晩餐会ばんさんかいのお言葉で、日韓の歴史に言及しながら表明された「痛惜の念」は、陛下のお気持ちをくみ、政府が盛り込んだ表現だったことがわかった。

     当時の首相海部俊樹氏(86)が読売新聞の取材に明らかにした。このお言葉は、昭和天皇が84年に伝えた「遺憾」よりも、踏み込んだ表現を求めていた韓国側に高く評価されたが、政府は内閣で調整したという説明にとどめていた。

     盧氏の日本への公式訪問は、韓国大統領としては84年の全斗煥チョンドゥファン氏に続いて2人目で、平成では初めてだった。84年当時、昭和天皇が宮中晩餐会で、全氏に「両国の間に不幸な過去が存したことは誠に遺憾」と伝えたが、韓国側には「誰の責任か不明確だ」と不満が残った。6年後、盧氏の来日が決まると、韓国側は天皇陛下のお言葉でより踏み込んだ内容を求めた。

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    2017年12月30日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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