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    震災漂流物、米に生物運ぶ…生態系への影響懸念

     【ワシントン=三井誠】2011年の東日本大震災の津波で流れ出た漂流物とともに多数の海洋生物が米西海岸などに到達しているとの分析結果を、米国の研究チームがまとめた。

     発生から6年を経ても漂着は続いており、生態系への影響が懸念されるという。論文は29日付の米科学誌サイエンスに掲載された。

     研究チームは12年から、北米の西海岸やハワイなどに流れ着いた浮桟橋や漁船、ブイなど634個の漂着物を分析した。その結果、魚や貝、甲殻類の仲間など289種の生物が見つかった。半数以上は、漂着地にはいない外来種とみられる。定着した例は確認されていないが、研究チームは追跡調査が必要と指摘している。

     東日本大震災の漂着物は、プラスチックなど分解しにくい人工物が多く、影響が長期間に及ぶ原因になっているという。

    2017年09月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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