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    「劇場型」テロ…ネットで公表し恐怖植え付け

     人質に要求を語らせた映像を動画サイトに次々と投稿――。「イスラム国」は、水面下で行われるはずの交渉を誰もが見られるインターネット上で公表し、恐怖を植え付けるなど揺さぶりをかけてきた。

     ネット時代を逆手に取り、「劇場型」とも言える新たなテロの手法に、どう対処すべきか。

     イスラム国は先月20日、拘束中の後藤健二さん(47)と湯川遥菜はるなさん(42)の2人を脅しながら、「身代金2億ドルを支払わなければ72時間以内に殺害する」という殺害予告映像を動画投稿サイトに投稿。その後も、後藤さんに要求内容や交渉期限を語らせるなど、29日までに3回、映像や音声を公開した。後藤さんの妻にも脅迫メールを送り、要求に応じるようメッセージを公表させた。

     こうしたやり口に、テロとメディア問題に詳しい福田充・日大教授は「ソーシャルメディアを使うことは、国民感情をあおって政府に圧力をかけ、社会を混乱させる狙いがある」と指摘する。

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    2015年02月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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