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北朝鮮「核実験行う」、時期・場所言及せず

 【ソウル=中村勇一郎】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は3日、声明を発表し、「今後、安全性が徹底して保証された核実験を行うことになる」と表明した。

 北朝鮮が2005年2月に核保有宣言を行って以来、核実験実施を公式に宣言したのは初めて。

 実験の実施時期、場所には言及していない。7月の弾道ミサイル発射で対北制裁強化の流れが強まる中、「瀬戸際戦術」をエスカレートさせることで米国の譲歩を引き出す狙いとみられるが、日米をはじめ国際社会の強い反発を招くのは必至だ。

 声明は「米国による極悪な制裁・圧力策動により、我が民族の存亡を左右する情勢がつくり出されている」などと米国を非難した上で、ミサイル発射に伴う国連安全保障理事会の北朝鮮決議採択を「事実上の宣戦布告」と指摘した。

 ブッシュ米政権は北朝鮮への金融制裁を続けており、声明は、米国の圧力を「これ以上、傍観できなくなった」とし、「自衛的な戦争抑止力を強化する新たな措置」として核実験に踏み切ることを強調した。

 ただ、実験は「科学研究部門」が行うとしただけで、詳細については触れていない。声明はまた、北朝鮮核問題をめぐる6か国協議にも言及していないが、「対話と交渉を通じ、朝鮮半島の非核化を実現するという我が国の原則的立場に変わりはない」とし、米国との交渉をなお望む姿勢も示している。

 北朝鮮の今回の声明は、核実験を「予告」することによって危機のレベルをさらに高め、米国を対話のテーブルに引き出す狙いと見られる。しかし、米国が応じる可能性はほとんどなく、むしろ、国際社会により制裁圧力がいっそう強まる可能性が強い。声明は、平壌放送や朝鮮中央テレビで臨時ニュースとしても報じられた。

2006年10月4日0時15分  読売新聞)
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