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米陸軍長官を更迭、イラク負傷兵への劣悪待遇問題で

 【ワシントン=五十嵐文】ゲーツ米国防長官は2日、イラクやアフガニスタンから帰還した負傷兵が、米ワシントンのウォルター・リード陸軍医療センターで劣悪な環境に置かれていたとして、ハーベイ陸軍長官を更迭した。

 負傷兵の待遇は軍の士気に直結する問題で、イラクへの米軍増派を進めるブッシュ政権にとっては深刻なダメージとなるだけに、異例の陸軍トップの更迭に踏み切った。

 同センターは、イラク傷病兵を収容する代表的な医療施設で、ブッシュ大統領や外国要人が慰問に訪れることでも知られる。米紙ワシントン・ポストは2月、壁紙がはがれたりカビが生えたりした劣悪な病棟に米兵の多くが収容されていると伝え、米軍が調査に乗り出していた。

 ゲーツ長官は2日の声明で、「陸軍の一部が外来患者の置かれた状況の深刻さを十分に理解していないことには失望した」と批判。

 ホワイトハウスは同日、ブッシュ大統領が全米の軍医療施設での負傷兵受け入れ体制を見直すため、超党派の独立調査委員会を設置する方針であることを明らかにした。

2007年3月3日11時39分  読売新聞)
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