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    FIFA汚職・アーカイブ

    FIFA、9大会で汚職…放送権受注で

     【ニューヨーク=水野哲也、チューリヒ(スイス)=石黒穣】サッカー・ワールドカップ(W杯)の地区予選を含む9大会の放送権を独占受注させるなどの見返りに、国際サッカー連盟(FIFA)の副会長らが企業から多額の賄賂を受け取っていた問題で、米司法当局は、汚職が20年以上も続いてきたことを明らかにした。

     スイスの司法当局も2018、22年大会の招致を巡る不正でFIFA本部の捜索を実施。関係者の事情聴取も行う方針で、事件は今後、拡大する可能性も出てきた。

     賄賂の受け取りやマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で起訴されたのは、ジェフリー・ウェブ(英領ケイマン諸島)、エウヘニオ・フィゲレド(ウルグアイ)両副会長、ジャック・ワーナー元副会長(トリニダード・トバゴ)らFIFA関係者9人を含む計14人。〈1〉W杯地区予選、南米選手権、南米クラブ選手権など9大会を巡る放送権などの受注〈2〉2010年W杯南アフリカ大会の招致活動を巡る資金工作〈3〉11年FIFA会長選を巡る資金工作――などが起訴対象となった。

     不正資金は米ニューヨークの金融機関などを経由して受取人が発覚しないようカリブ地域の租税回避地に開設した匿名口座、ダミー会社などに送金されていたという。こうした資金操作は、米国の法令で禁じられている組織的不正行為に該当することから、米司法当局は2年前から内偵捜査を進めてきた。

    2015年05月29日 03時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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