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親の子供への接し方

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放射性物質のスクリーニングを受ける子供(16日午前11時12分、福島県二本松市内で)

 今回の原発事故について親は子どもにどう接すればいいのだろうか。

 NPO法人子どもの危険回避研究所(東京・新宿)の横矢真理所長は、「子どもの年齢や性格によって対応の仕方は変わってくるが、子どもが何か言おうとしたら話を聞いてあげて、不安そうだったら抱っこをしてあげるなどスキンシップをすることが大切」とアドバイスする。

 刻々変わる状況を無理に専門用語を出して詳しく説明する必要はない。子どもの方から、どういう状況なのか教えてほしいと言ってきたときは、日常生活の注意点などが書いてある新聞などを見せながら話をしてあげればいいという。

 説明できないことは「これから分かってくるから一緒にニュースを見ていようね」などと、優しく声をかける。

 外出できない状況では、トランプなど家族でできるゲームで気分転換を図る。また就寝前にテレビなどのニュースを見せるのは避ける。横矢所長は「怖い気持ちのまま就寝するのはよくない」と話す。

 子どもの被曝にも気をつけたい。子どもは大人と比べて、放射線による影響を受けやすいからだ。中でも気をつけたいのは、放射性ヨウ素だ。子どもの体に入ると、甲状腺がんの心配がある。

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放射線量測定を受ける人たち(16日午前9時47分、福島県二本松市内で)

 藤岡睦久・日本小児放射線学会元理事長は、「現時点の放射線のレベルでは、子どもにも深刻な健康への影響は起こらない」とした上で、「体内に放射性ヨウ素を取り込まないことが最も重要。屋内退避地域では、戸外に置いた食べ物は放射性物質が付着しているおそれがあり、口にしないでほしい。地域外の住民は普段通りの生活で大丈夫だが、母親は、情報に気をつけて過ごしてほしい」と話す。

 もし、検査で子どもの衣服や皮膚に放射性物質の付着が見つかったとしても、洗い流す除染を行えば問題はないという。

 一方、屋内退避した場合、高齢者はどんな点に注意をしたらよいのだろうか。

 白十字訪問看護ステーションの秋山正子統括所長は、「高齢者は家の中でも脱水症状になることがある。のどの乾きを感じなくても、水やお茶をこまめに飲んでほしい」とアドバイスする。

 また「通院や買い物などのための外出もできず、ずっとテレビで震災関係のニュースばかりを見続けていると、不安感が高まるのが心配。時々はテレビから離れて気分転換してほしい」と強調する。

2011年3月16日  読売新聞)
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