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展覧会の裏方 〜職人芸2〜

「一刻館再現」


外から管理人室を見た様子。

 「高橋留美子展〜It's a Rumic World〜」(読売新聞社、小学館主催)の目玉のひとつが、めぞん一刻の舞台である一刻館の再現。とはいえ、コミックの中から各々の場面を洗い出して資料を集めるだけでもひと苦労だ。会場では建物の一部が実物大で再現されるが、それに加えて模型職人・篠原比佐人さん渾身の50分の1スケールで見せる模型にも、ぜひ注目して欲しい。

 面引きからまず始まった模型製作は、建物の表側と裏側の表現、そして室内の作りこみと続き、最後に地面の作成という順番で作業を進めている。完全フルスクラッチ製作の一刻館は、雨風にさらされ使い込まれた風合に建物全体を仕上げるために、屋根瓦、そして壁面の板1枚1枚の取り付け位置や塗装などに気を使う。よって作業には膨大な時間がかかる。完成したのは開幕前々日の未明。その後大阪から運ばれ、なんとか展覧会の準備の日に間に合った。

 篠原さんは、展覧会の主催者の一人と小学生時代からの友人ということで、依頼を受けた。普段の専門はミリタリーフィギュアを中心としたジオラマの製作で月刊アーマーモデリングを中心にパンツァーグラフ、ホビージャパン等、数社の雑誌にて作品を発表している。漫画の世界を作りこむのは今回初の試みだ。

職人・プロフィール
模型職人 篠原 比佐人(しのはら・ひさと)

1966年4月3日生まれ


「高橋留美子展〜It’s a Rumic World〜」(読売新聞社、小学館主催)


 7月30日〜8月11日、松屋銀座8階大催場。

 描き下ろしを含む「うる星やつら」「らんま1/2」「犬夜叉」などの原画約150点、人気作家34人によるラムちゃんイラストの原画を初公開。そのほか「めぞん一刻」管理人室の再現、一刻館模型の展示など。入場料は一般1000円、高大生700円、中学生以下無料。問い合わせ=松屋銀座(03・3567・1211)。

*チラシ(割引券付)のプリントはこちら(pdf)

表面(616KB) 裏面(487KB)

© 高橋留美子/小学館


2008年7月25日  読売新聞)
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