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すこし愛して。ゆる〜く愛して

 自治体や経済団体などのマスコットキャラクター「ゆるキャラ」が全国各地で大人気だ。素朴でかわいい姿がうけ、イベントでの集客力はアイドル並み。特産品の宣伝や記念行事のPRに活躍し、名前やデザインはもちろん、趣味、特技といったプロフィルまで、なかなかのこだわりようだ。各都道府県から、記者の独断と偏見で選んだ“ご当地ゆるキャラ”を一挙に紹介する。

全国ゆるキャラ特集


滋賀のひこにゃん(中央)、奈良のせんとくん(下左)、なーむくん(下中央)、まんとくん(下右)

 昨年、思わぬ形で「ゆるキャラブーム」を盛り上げたのが、2010年に奈良県で開かれる「平城遷都1300年祭」のマスコットキャラクターたちだ。

 最初に登場したのは、主催する記念事業協会が考えた「せんとくん」。これが「かわいくない」などと批判を受け、市民団体が「まんとくん」を提案、寺院団体も「なーむくん」を相次いで発表した。その乱立ぶりがむしろ話題となり、昨年10月、滋賀県彦根市で開催されたイベント「ゆるキャラまつり」で、せんとくんとなーむくんが人気に。ステージ上での歴史的な仲直りはブームの火付け役となった地元の「ひこにゃん」も一役買った。

 ひこにゃんは、07年の「国宝・彦根城築城400年祭」のPRのために誕生。井伊家の赤一色の甲冑(かっちゅう)と、同家と縁が深い伝説の招き猫を組み合わせた。

 彦根城天守前の広場などに定期的に姿を現し、「かわいいー」という黄色い声援にコミカルな動きで応える。毎月、東京から会いに来る熱心なファンがいたり、彦根城に年賀状や結婚式の招待状まで届いたりして、人気はヒートアップする一方だ。(森洋二、大広悠子)

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