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    どうぶつ

    (2)誰がノラ猫を増やしたのか?

    公益財団法人どうぶつ基金理事長 佐上邦久

    • 公益財団どうぶつ基金提供
      公益財団どうぶつ基金提供

     

    人目を避け、深夜の餌やり

     行政では毎年、数十万頭の猫を殺処分してきましたが、ノラ猫の数も住民からの苦情も減らない状況が続いてきました。

     この原因を作ったのは猫を捨てた人たちです。餌を与える人たちではありません。

     しかし行政は、住民からの苦情への対応として公園など公共の場に「餌やり禁止」の看板をつけ、猫に餌を与えることを禁止にしたのです。餌を与えるから猫が増える。餌を与えなければノラ猫は飢え死にしていなくなる。そうすれば苦情はなくなるはず、ということで日本中あちこちの公園や地域の掲示板には「猫の餌やりは禁止されています。」といった内容のポスターが貼られました。

     その結果、飢えたノラ猫たちはゴミ箱を荒らすようになりました。「猫の餌やりさん」は悪人扱いされても愛する猫のために餌やりをやめませんでした。これまで餌入れや水入れを用意して後片付けまでしていた人たちが、人目をはばかり、餌をばらまいて走り去るようになりました。活動時間を人けのない深夜にした女性もいました。

    2015年09月28日 09時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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