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    どうぶつ

    外国人も熱狂 フクロウからヘビまで 動物カフェブームの理由

    猫ライター 逸見 チエコ
     コーヒーを飲みながら愛らしい猫と触れ合える猫カフェが日本では定番となり、今では約200店を数えるという。さらに、猫カフェを訪れた外国人観光客のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの口コミにより、日本の猫人気が海外にも飛び火し、日本発の猫カフェが海外にもオープンしている。本場、日本の猫カフェは進化を遂げ、他店との差別化を図るため、猫好きカップルを作る「ねこんかつパーティー」なるものも開かれているそうだ。
     最近では、ウサギカフェやフクロウカフェ、ヘビカフェなど「動物カフェ」という新たなジャンルの認知度もアップしている。なぜ、「動物カフェ」は日本人はもとより、外国人観光客のハートをわしづかみにしたのだろうか。多数の猫カフェを取材し、関連本も出版している猫ライターの逸見チエコ氏が分析する。

    日本における猫カフェブームの起源

    • 「ツンデレ」がたまらない猫の魅力(撮影:逸見チエコ)
      「ツンデレ」がたまらない猫の魅力(撮影:逸見チエコ)
    • 台北市の猫カフェ「猫花園」の猫スタッフ
      台北市の猫カフェ「猫花園」の猫スタッフ

     「たくさんの猫と触れ合える」という、猫好きにとってはたまらない夢のような時間が過ごせるのが「猫カフェ」だ。猫好きの間では10年ほど前から話題にのぼっていたが、関連本なども発行され、着実に集客数を伸ばしてきた結果、「猫カフェ」の名称は今では広く世間に定着したように思える。そして2015年、空前の猫ブームもあいまって、開店ラッシュが起き、第2次猫カフェブームになっているという。

     さらに日本だけでなく、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ウィーン、ロンドンなどにも進出。それまで欧米人の中では発想さえなかった「猫カフェ」が、世界の至るところで人々の心をわしづかみにしているというのだ。

     この10年の間、猫カフェに何が起きていたのであろうか。

     世界初の猫カフェといわれる店は台湾にある「猫花園(マオホワユエン)」。1998年、夫妻が経営するレストランに5匹の飼い猫を連れてきたのが「猫カフェ」の始まりだそうだ。現在はリニューアルして約15匹の猫スタッフ、そして2匹の犬がいる大型店になっている。ガイドブックにも掲載される人気店で、多くの日本人観光客も訪れる。

     日本初の本格的な猫カフェは、大阪の「猫の時間」で、2004年オープンした。ほどなくして東京の町田にも「ねこのみせ」が開店、猫好きの間で評判になり、各地で猫カフェの開店が(第1次猫カフェブーム)相次いだ。現在では北海道から沖縄まで約200店舗が営業中。少なく見積もったとしても2000匹以上の“猫スタッフ”が人々に「癒やし」を提供していることになる。

    2015年11月19日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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