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    どうぶつ

    外国人も熱狂 フクロウからヘビまで 動物カフェブームの理由

    猫ライター 逸見 チエコ

    ねこんかつ、保護猫カフェや占いカフェ…「遊ぶ場所」から「癒やしの空間」へ

    • 寝転んでいるだけだけど、働いています(撮影:逸見チエコ)
      寝転んでいるだけだけど、働いています(撮影:逸見チエコ)
    • 「じーっ」(撮影:逸見チエコ)
      「じーっ」(撮影:逸見チエコ)

     猫カフェの歴史とともに、もちろん猫も高齢化していく。今年開店12年目の大阪「猫の時間」(ドリンク付き、1時間1100円から)では、余生短い高齢猫のための部屋を設けた。予約客のみ2時間滞在することができるが、人数制限もある。日々を穏やかに過ごせるよう、細心の注意を払っている形だ。なぜ公開するに至ったのかの答えはこうだ。常連客にある猫の近況を聞かれ、亡くなったことを告げると客はその場で涙を流した。そのときオーナーは「もはや猫は店だけのものではない」と思い至ったという。

     客の居心地もさることながら、「猫を最優先にした空間作りをすることが猫カフェをもり立てていくことにつながる」と話すのは東京・浅草橋猫カフェ「Kei’S」オーナーのてづかけいこさんだ。

     獣医師でもあるてづかさんが猫カフェをオープンしたのは去年の8月。「ウチは猫が1番、人は2番」だと語る。「人がいても安全で自由でいられると猫が思えば、猫は人にフレンドリーに振る舞います。結果、猫も人も幸せな猫カフェになるのです」

     「Kei’S」では、条件をクリアすれば保護された猫を譲渡してもらうこともできる(店内猫スタッフを除く)。

     保護猫をスタッフとして店に置き、客が引き取ることもできる「保護猫カフェ」は、「ねこのみせ」オーナーのブログによると、現在約60店あるという。今後ますます増えていくと見られている。

    猫で「婚活」や占い師在中のカフェも

    • 保護猫カフェも増えつつある(撮影:逸見チエコ)
      保護猫カフェも増えつつある(撮影:逸見チエコ)

     保護猫カフェのほかにも個性的なカフェが増えてきている。

     東京・恵比寿にある「Nyafe Melange」では「ねこんかつパーティー」を開き、猫好き男女の出会いの場となり好評を博している。

     千葉県柏市の「猫雑貨とネコカフェのお店 猫の手」(平日ランチ、1500円で15時まで居放題)では1000種類以上の猫雑貨が展示され、猫と遊びながら買い物も楽しめる。猫は訓練されており、子どもの入店も可能だ。

     占い鑑定士が常駐しているのは、群馬県高崎市の「ねこと占い師がいるカフェCat’s Planet」(入場料15分200円)。すべての猫の名前に「福」が入るなど、縁起の良いカフェとして主に女性の人気を集めている。

     三重県度会郡にある「ねこのいえ」(フリードリンク付き、30分800円から)は広々とした吹き抜けのあるログハウス内にあり、木の香りと猫に二重に癒やされると評判だ。ここは住宅メーカーの展示場で、猫はすべて保護猫。入店するだけで保護活動に参加できることは猫好きにはうれしい限り。

     また、大阪市浪速区にある「猫カフェ 猫音(にゃおん)」(ドリンク390円から)では常時7種類の自家焙煎(ばいせん)コーヒーが楽しめる。専門店顔負けの本格的なカフェとして大人の男女に人気だという。

    2015年11月19日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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