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    どうぶつ

    外国人も熱狂 フクロウからヘビまで 動物カフェブームの理由

    猫ライター 逸見 チエコ

    なぜ、人はペットに癒やしを求めるのか…

    • あられもない姿で「勤務」する猫スタッフ(撮影:逸見チエコ)
      あられもない姿で「勤務」する猫スタッフ(撮影:逸見チエコ)
    • 遊ばれているのは人間の方かもしれない(撮影:逸見チエコ)
      遊ばれているのは人間の方かもしれない(撮影:逸見チエコ)

     猫をはじめとするペットはなぜ、人を癒やすことができるのか。前出のてづか氏によると、「触れ合うと“気持ちいいから”に尽きる」そうだ。確かに、とくに猫は柔らかくて温かく、触れ合うだけで心地よくなるが。「それだけじゃないんです。“心”が気持ちよくなる。それはなぜかというと、「猫は自分の感情を他者に押し付けたりしないから」なんだそうだ。

     猫は自意識というものが非常に薄く、自分をこう見せたいという感情がなく常に自由。目的があるときは真っすぐに対象に向かって動き、そこには建前は存在しない。

     一方、人は日々、優劣を競い合うため“マウンティング”をし合って生きている。そんな日常から離れて、「自我」をぶつけてくることのない相手(ペット)と接するだけで心は癒やされるものなのだそうだ。

     「人間同士でも補え合える相手と自然に引き合うことがあるでしょう。動物でも同じです。よく動物が寄ってくる、または動物と触れ合いたいと強く思う、そんな人は癒やしを必要としている状態なのかもしれませんね」

     動物の癒やし効果は心だけにとどまらない。「カフェに通うことで、実際に病気が治ったという例があります。ストレスが原因と見られる肩こりや頭痛などが改善される。いわゆる“病は気から”で、気=心が癒やされるから、心因性の病気が改善されることがあるのかもしれません。健康な人でも、店を出るときの表情が来たときと明らかに変わることがあります。顔色が良くなって表情まで明るく見えることもあります。お客さまが元気になって帰ってくれると猫カフェをやってよかったなって思いますね」

     目を楽しませ、舌を満足させ、心にまで効く猫カフェ。ペットカフェの快進撃はしばらく続きそうだ。

    プロフィル
    逸見チエコ
     猫ライター・イラストレーター・漫画家・カメラマン
     白泉社『メロディ』にてデビュー。マンガ制作のみならず、ライティング、イラスト、写真撮影、書籍編集まで携わる。
     趣味は、日々、猫のいる店(飲食店に限らず)を訪ね歩くこと。猫好きが高じて今までに6冊の猫関連書籍を制作する。最新刊は『まちの看板ねこ』宝島社。
    2015年11月19日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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