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    文化

    日本のアニメとマンガファンを世界中に広げる方法

    翻訳家 ベンジャミン・ボアズ
     世界各国で受け入れ始めている日本のアニメとマンガの文化をさらに浸透させていくにはどうすればよいか? 『日本のことは、マンガとゲームで学びました。』(小学館)などの著書があるアメリカ出身の翻訳家、ベンジャミン・ボアズ氏に日本人が気づきにくいポイントを伝授してもらった。

    日本のアニメとマンガは大切な存在

     私にとって、日本のアニメとマンガは「扉」である。思春期の頃、学校に行くのが嫌な時は、かばんの中にいつも入れていたマンガを手に取って読むことで別世界へ逃避できた。

     「らんま1/2」を読めば、つまらない授業から離れ、“道場に住んでいる話せるパンダ”と戦う生活に変身できた。大好きなアニメの「きまぐれオレンジ☆ロード」を見れば、モテない私でも、奇麗な女性の鮎川さんと付き合えた。

     私は、日本のマンガとアニメをもっと楽しみたいと思い、日本語の授業の開講を学校に求め、勉強し始めた。約15年後、日本で翻訳家として暮らしている私にとっては、日本のアニメとマンガがとても大切な存在だ。

    オバマ大統領もスピーチで…

     そんなふうに日本のアニメとマンガの存在を身近に感じているアメリカ人は、私だけではない。今年、安倍首相のアメリカ訪問時、オバマ大統領は、とある日本語のマンガとアニメを織り交ぜたスピーチをし、アメリカでのマンガの認識度の高さを見せつけた。

     20年前、私が初めてマンガを読んだ当時はまだニッチな分野だったが、2003年にスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」が米アカデミー賞を受賞して以降、日本のアニメ、そしてマンガは、“世界トップクラスの品質”であると普遍的に認められた。

    2015年12月25日 11時57分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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