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    働く

    パワハラ上司への怒りを消し去る3つの方法

    日本アンガーマネジメント協会理事 戸田 久実

    上司の理不尽な怒りにどう対応するか

     感情的に怒りをぶつけてくる上司にイライラする、必要以上に落ち込んでしまうという部下の方から、「上司の怒りをなんとかしたい」というご相談を受けることもあります。

    しかし、相手の感情はコントロールできません。

     アンガーマネジメントは、相手の怒りをコントロールすることではなく、自分や相手の怒りに振り回されないようになるための心理トレーニングです。

     「なんでこんな怒られ方をしなければいけないのだろう」と思うかもしれませんが、コントロールできないものに対して、どうにかしようとしてもストレスが()まるばかりです。コントロールできないものだと受けとめ、自分には何ができるか対処法を考え、行動に移すことをおすすめします。

    • 相手の怒りに過剰反応しない(写真はイメージ)
      相手の怒りに過剰反応しない(写真はイメージ)

     まず、相手の怒りに過剰反応しないことです。感情的な言い方に対して、売り言葉に買い言葉のように衝動的に言い返したり、「なんでこんな言い方をされるのだろう」と溜め込んだりしないことです。

     上司が言った内容が、こちらが改善しなければならないような正当なものであれば「何をどのようにすればいいのか」についてのみ受けとめましょうとお伝えしています。

     不当な批判をされ、心乱されるようなこともあるかもしれません。たとえば、「君は使いものにならない」とまで言われ、かなりショックだったという話も相談されたこともあります。そのような場合は「使いものにならない」というのは、あくまでもその人の主観にすぎないと聞き流すという選択もあります。もし、聞き流せないということであれば、どのように感じ、どうしてほしいかを伝えるという判断をしてもいいでしょう。たとえば、「直すべきところは以後気を付けます。しかし、“使いものにならない”とまで言われると、傷つきますしショックです」と、どのように感じたのかを落ち着いて伝えるという選択もあります。この時、感情的にならないよう落ち着いて対応するようにしましょう。

     以上が、アンガーマネジメントの基本的なテクニックや考え方です。今日から実践してみてはいかがですか。

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    プロフィル
    戸田久実( とだ・くみ
     一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 理事
     アンガーマネジメントファシリテーター
     アドット・コミュニケーション株式会社代表取締役
     大学卒業後、民間企業にて営業、社長秘書として勤務。現在は研修講師として民間企業、官公庁の研修・講演の講師の仕事を重ねる。「伝わるコミュニケーション」をテーマに「アンガーマネジメント」「アサーティブコミュニケーション」「クレーム対応」「プレゼンテーション」「インストラクター養成」「女性リーダー育成」など多岐にわたる研修や講演を実施。2008年10月アドット・コミュニケーション株式会社設立。

     

    著書:

    「アンガーマネジメント 怒らない伝え方」(かんき出版)

    「アドラー流たった1分で伝わる言い方」(かんき出版)

    「ゼロから教えて接客・接遇」(かんき出版)

    • 「アンガーマネジメント 怒らない伝え方」(かんき出版)
      「アンガーマネジメント 怒らない伝え方」(かんき出版)

    2016年01月22日 18時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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