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    生活

    死亡保険はムダ?「もしも」の確率は何%なのか

    ファイナンシャル・プランナー 長尾義弘
     まさかという大病、思いがけない事故、いつ何時襲われるか分からない天変地異……。もしもの場合に備えて人は保険に入る。残された大切な家族が困らないようにしたいと考えるのは当然だろう。ところで、この「もしも」が起きる確率は一体どれほどなのか? ファイナンシャル・プランナーで辛口保険評論家の長尾義弘氏が、この疑問に迫る。

    死因の確率が高いのは?

    • サメに食べられて死ぬ確率は?(画像はイメージ)
      サメに食べられて死ぬ確率は?(画像はイメージ)

     突然ですが、問題です。

     次の死因で確率の高い順に並べ替えてください。

    ・交通事故で死ぬ
    ・がんで死ぬ
    ・サメに食べられて死ぬ
    ・飛行機事故で死ぬ
    ・殺人事件で死ぬ
    ・落雷で死ぬ
    ・自殺で死ぬ

     人は、意外と本当の確率をわかっていないことが多いのです。

     昨年パリで起きた同時多発テロは、130人以上の死者が出る大惨事となりました。幸い日本人の被害者はおりませんでしたが、大勢の一般市民が巻き込まれた凄惨(せいさん)な事件は記憶に新しいでしょう。

     昨今、テロは世界中で多発しています。考えたくはありませんが、日本でもテロが起こる可能性はあります。

     では、人口1億2000万人余りの日本人がテロ事件に巻き込まれて死亡する確率はどのくらいでしょうか?

     2014年、世界でのテロにおける死亡者数は3万人です。大雑把な数字ですが、世界の人口約60億人の50分の1が日本の人口だとすると、3万人の50分の1は600人。つまり、日本人がテロによって死亡する確率は、年間に600人ということになります。

     600人という数字をみると、ちょっと他人事(ひとごと)とは思えませんね。

     さて、前後しましたが、先ほどの問題の答えは次の通りです。( )内は10万人当たりの死者数です。

     7位 サメに食べられて死ぬ(0.0001人)
     6位 落雷で死ぬ     (0.0002人)
     5位 飛行機事故で死ぬ  (0.013人)
     4位 殺人事件で死ぬ   (0.3人)

     

     

    2016年05月21日 07時55分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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