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    国際

    「ヘル朝鮮」「金のさじ、土のさじ」……流行語から見えてくる韓国の超格差社会

    国際部次長(前ソウル支局長) 豊浦潤一

    若者たちの希望は「脱朝鮮」

    • 大学は出たけれど……SKYの一角である名門・高麗大学
      大学は出たけれど……SKYの一角である名門・高麗大学

     学生たちが就職で勝つにはどうすれば良いのか。

     韓国の新聞記者の知人によると、こうだ。

     「まず日本で言う東大早慶にあたるソウル大、延世大、高麗大(SKY)に入らなければならない。しかし、そこへ入学するには、外国語高校や科学高校など優秀な生徒が集まる特性化高校に入らなければならない。そのためには小、中学校から塾通いをしなければならず、そのためには親の経済力がどうしても必要となる」

     こうした現状が、「金のさじ、土のさじ」といった諦めの階級論を生み出しているのだという。

     この知人によると「近年ではSKY出身者でも就職は100%ではない」という。そのため、圧倒的多数である、SKY以外の大学出身者はもっと厳しい就職戦線に立たされている。

     非正規でも一般企業のオフィスで職を得られればまだましな方かも知れない。そこそこの大学を出ても飲食店や酒場でアルバイトをしながらその日暮らしを続けている若者が少なくない。

     彼らが一様に夢見るのは「脱朝鮮」(韓国を飛び出すこと)だ。就活中の若者の8割超が「海外で働きたい」と考え、うち3割超が実際に「脱出」準備中との調査もある。

     筆者は、東京都心のある飲食店で「脱朝鮮」をもくろんで東京に留学してきた20歳代の若者達に遭遇したことがある。ほぼ完璧な日本語を話す彼らの夢は、「日本企業に就職して、日本人と結婚すること」だ。「脱朝鮮」した韓国の若者達が、日本に定着する日も遠くないだろう。

     

    • 『韓国はなぜ危機か』(中央公論新社)
      『韓国はなぜ危機か』(中央公論新社)


    2016年06月27日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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