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    IT

    生きがいも収入も すごすぎる「IT高齢者」たち

    ITライター 小野均
     「60歳以上のシニア層はITに弱い」と思い込んでいる方は多いかもしれないが、それは大きな誤解だ。今や、パソコン、スマートフォン(以下、スマホ)、タブレットを使いこなしている高齢者は確実に増えている。Twitterでカリスマユーザーと呼ばれている81歳の女性、LINEのスタンプクリエイターとして人気の73歳の男性、クラウドファンディングで夢を実現させた91歳……。そのすごすぎるパフォーマンスをITライターの小野さんが報告する。

    タブレット11台所有 フォロワー数は約7万6000人

    • 7月下旬で82歳になるミゾイキクコさん
      7月下旬で82歳になるミゾイキクコさん

     埼玉県東松山市在住のミゾイキクコさん(81歳)は、「Twitter」のフォロワー(ミゾイさんのつぶやきが自動的に届くよう設定しているファン)が約7万6000人(2016年7月現在)もいる「カリスマおばあちゃん」だ。パソコンを始めたのが64歳の時。最初はエクセルの利用が目的だったが、ホームページを作って友達が旅行に行ったときの写真を皆で見られるようにするなど、独学で操作を覚えた。

     「ブログが出てきて簡単にできるようになってからはそれを使っていたんですけど、10年1月からTwitterを使い始めました。Twitterだと、人とのやり取りも画像あげるのも、ぜ~んぶ簡単にできちゃうんですよね」

     今では1日5時間ほど、誰にもわかりやすい日常の茶飲み話を投稿したり、送られてくるコメントに返信したりして交流を楽しんでいる。朝ご飯、夕ご飯の写真を投稿すると、海外に住む日本人から和食を懐かしんでコメントが届くこともあるそうだ。

     5時間は長いとも思うのだが、「大変とかそういう感じは全然なくて、どっちかと言えば楽しみの方が勝っています。やるなと言われたら、やだなあと思うくらい(笑)」と言う。

     若い世代との交流も楽しみの一つ。「私は戦争の経験がありますから、その頃の話っていうのは若い人たちは知らないから興味を持ちますよね。あ、そういうことにも関心を持つのか、となると、こちらも投稿する気になるんです。当時の記憶にあることを話しておこうという気持ちもあります」。世代を超えて心を打つ金言をさらりと投稿するのも人気の秘密だ。

     例えば、このように。

    • タブレットは11台! Twitterでの交流を日々楽しんでいる
      タブレットは11台! Twitterでの交流を日々楽しんでいる

     Twitterを通して人生も大きく変わったと言う。「なにしろ、社会への目がバーッと開けたし。専業主婦でウチにいると、テレビとか新聞とか雑誌くらいのニュースですけど、比べものにならないくらいのニュースに接するわけですよね。それに、検索機能もすごいと思うんです。何でもすぐに調べられるからとっても便利」。所有するタブレットは、なんと11台。iPadでTwitterをしながら、知らない言葉が出てきたら他のタブレットですぐに検索する。

     「とにかく私は好奇心が強くて、新しモノ好き。何事も、まずはやってみることが大切だと思っています。そして何より、楽しんで生きて行くことが大事」と言う。

     こうした「生きがい」に加えて、収入面でもプラスになった高齢者もいる。

     

    2016年07月11日 12時39分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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