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    IT

    LINEの「格安スマホ」は買いなのか?

    ITライター 小野均
     無料通話アプリのLINEが5日、スマートフォン向けの格安通信サービス「LINEモバイル」を開始した。最も安いプランの料金は500円で、LINEやフェイスブック、ツイッターのデータ通信料無料プランなどを用意したのが売りだ。2年ほど前に登場した格安スマホは、一般ユーザーへの認知度も高まり、契約者数を伸ばしている。それだけに、日本で6200万人のユーザーを抱えるLINEの格安スマホ参入がスマホ市場に与えるインパクトは大きい。スマホ市場の動向や製品選びのポイントなどについて、ITライターの小野均氏が解説する。

    500円から使えるLINEモバイル

     LINEの子会社であるLINEモバイルが5日、3月に公表していたMVNO(仮想移動体通信事業者)事業の詳細を発表し、格安スマホの先行販売の受け付けを開始した。正式なサービスの開始は10月1日だ。特に、LINEやフェイスブック、ツイッターのユーザーにはメリットの多いプランが用意され、一般ユーザーばかりでなく、大手キャリアや他のMVNOからも大いに注目を集めている。

    • 「LINEモバイル」の詳細を発表する嘉戸彩乃・LINEモバイル社長
      「LINEモバイル」の詳細を発表する嘉戸彩乃・LINEモバイル社長

     LINE社の舛田淳取締役は発表会の冒頭、「日本国内のスマートフォン普及率は56.9%にとどまり、普及が進んでいるとは言いがたい。また、スマホ利用者に対する調査では『月額通信料が高すぎる』『自分に合ったプランがない』『データ通信量の制限に毎月悩まされる』といった不安があった。それらを考慮すれば、十分な成長が見込めると判断した」と、格安スマホ参入の理由を述べた。

     日本のスマホ保有者は約6700万人。これに対し、LINEのユーザー数は約6200万人で、ほぼ頭打ちの状態となっている。LINE社の事業拡大にはスマホの保有者数の増加が不可欠で、従来型の携帯電話(ガラケー)利用者でスマホに切り替えでLINEを使いたい人や、家族や友人との連絡手段はLINEだけでいいと考えている人を、LINEモバイルに取り込みたい考えだ。

     この日発表されたプランは、「LINEフリープラン」と「コミュニケションフリープラン」の2種類だ。いずれも、通信にはNTTドコモの回線を利用する。

     「LINEフリープラン」は、データ通信のみを月額500円(スマホ代金は別途、以下同)で利用できるプランだ。最大の特徴は、LINEのトークやタイムライン投稿・閲覧(画像・動画の投稿・閲覧含む)に加えて、無料通話がデータ量無制限に使える点。スマホ初心者向けのプランだと言える。その他のウェブ閲覧などのデータ通信は1ギガ・バイト(ギガは10億)までに制限されるが、不足した場合には0.5ギガ・バイト単位を500円で購入することもできる。逆に余ったデータ量は、翌月末まで繰り越して利用できる。

     データ通信にSMS(ショートメッセージサービス)を付加すると月額620円となり、音声通話付きも月額1200円で提供する。

    2016年09月06日 17時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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